40代で実家暮らしは甘えなのか? 考えてみた

 

40代で実家暮らしをしていると、「甘えでは?」と言われることがあります。

 

一人暮らしが当たり前という価値観の中では、実家に住んでいるだけで自立していないように見られることもあるかもしれません。

 

しかし実際には、仕事や家庭の事情、生活費の問題など、人それぞれの理由があります。

また、40代になると将来のお金や老後の生活を考え始める人も多く、あえて実家暮らしを選ぶ人もいます。

 

この記事では、40代の実家暮らしは本当に「甘え」なのか、生活費や現実の暮らしを踏まえながら考えてみたいと思います。

 

40代で実家暮らしは本当に「甘え」なのか?

 

実家暮らしが「甘え」と言われる理由

 

40代で実家に住んでいると、「甘えているのではないか」と言われることがあります。
特に日本では、「自立=一人暮らし」という価値観が強く、社会人になったら親元を離れるのが普通だと考えられていることも少なくありません。

 

また、独身女性の場合、「結婚していないのに実家暮らし」というだけで、どこか未熟な印象を持たれてしまうこともあります。
本人の生活状況とは関係なく、世間のイメージだけで判断されてしまうケースもあるでしょう。

 

しかし、実際の生活を見てみると、実家暮らしをしている理由は人によってさまざまです。
仕事の都合や家族の事情、生活費の問題など、背景は一つではありません。

 

40代になると将来のお金のことも現実的に考えるようになります。
生活費や老後資金を整理していく中で、住まいの選択を見直す人も少なくありません。

 

たとえば、40代独身女性の生活費はいくら必要?地方と東京の月額モデルで具体的に検証でも書いているように、40代の一人暮らしは生活費だけでも毎月それなりの金額がかかります。

家賃や固定費を含めると、決して小さな負担ではありません。

そのため、実家暮らしを選ぶことが必ずしも「甘え」とは言えない場合もあります。

 

実際には人それぞれ事情がある

 

実家暮らしというと、「親に頼っている」というイメージを持たれることがあります。
しかし実際には、40代で実家に住んでいる理由は人によってさまざまです。

 

たとえば、仕事の事情で実家に戻るケースもあります。
転職や派遣など働き方が変わったタイミングで、生活費を見直すために実家に戻る人もいます。

 

また、親の年齢が上がってくると、家族のサポートという意味合いが出てくることもあります。
同居していることで安心感があったり、日常のちょっとしたことを手伝えるというメリットもあります。

 

さらに、将来のお金のことを考えて実家暮らしを選ぶ人もいます。
40代になると老後資金を意識する人も増え、生活費のバランスを整えたいと考える人も少なくありません。

 

実際、40代の一人暮らしは家賃の負担が大きく、生活費全体で見ると決して軽いものではありません。
そのため、一定期間実家で暮らしながらお金を整えたり、将来の生活設計を考えたりする人もいます。

 

もちろん、実家暮らしにもメリットとデメリットがあります。
大切なのは、世間のイメージだけで判断するのではなく、自分の生活や人生設計にとってどうなのかを考えることではないでしょうか。

 

実家暮らしの現実|生活費はどれくらいかかる?

 

実家暮らしというと、「生活費がほとんどかからない」と思われることがあります。
しかし実際には、40代で実家に住んでいても、ある程度の生活費は必要になります。

 

多くの場合、実家暮らしでも家に生活費を入れています。
食費や水道光熱費、日用品など家族で使う費用として、毎月いくらか負担している人が多いでしょう。

 

また、スマホ料金や保険、交際費、美容費などは、一人暮らしでも実家暮らしでも基本的に変わりません。
そのため、実家暮らしだからといって生活費が極端に少なくなるわけではありません。

 

RINKURAでは、40代女性の実家暮らしの生活費を、次のような目安で整理しています。

 

項目 東京実家暮らし 地方実家暮らし
実家生活費(食費・水道光熱費) 5万円 5万円
食費(自分の好きなもの購入) 1万円 8000円
水道光熱費 0円 0円
通信費 8000円 8000円
保険 1万円 1万円
被服費 1万5000円 1万5000円
日用品(自分個人のもの) 7000円 5000円
交際費 1万5000円 1万円
美容費 1万2000円 1万円
医療費・予備費 5000円 5000円
合計 13万2000円 12万1000円

 

実家に生活費として5万円ほど入れると考えると、全体ではこのくらいの金額になることが多いでしょう。

 

一人暮らしと比べると、家賃がない分だけ生活費は下がります。
ただし、実家暮らしでも通信費や保険、交際費などは変わらないため、生活費がゼロに近くなるわけではありません。

 

むしろ、実家暮らしでも12万〜13万円ほどはかかると考えておいた方が現実に近いでしょう。

とはいえ、一人暮らしと比べると負担が軽くなるのも事実です。

たとえば、40代の一人暮らしの生活費については、40代独身女性の生活費はいくら必要?地方と東京の月額モデルで具体的に検証でも整理していますが、家賃を含めると生活費はさらに大きくなります。

 

その意味では、実家暮らしは生活費を整える一つの方法とも言えるかもしれません。

 

実家暮らしのメリットとデメリット

 

実家暮らしには、良い面もあれば気をつけたい面もあります。

「甘え」と言われるかどうかよりも、実際の生活にとってどのような影響があるのかを冷静に整理しておくことが大切です。

 

ここでは、40代で実家暮らしをする場合の主なメリットとデメリットを考えてみます。

 

実家暮らしのメリット

 

実家暮らしの大きなメリットは、やはり生活費の負担が軽くなることです。

 

一人暮らしの場合、家賃や光熱費などの固定費が大きくなります。
しかし実家暮らしであれば、家賃がかからないため、その分生活費に余裕が生まれます。

 

たとえば、先ほどの生活費モデルでも、40代の実家暮らしの生活費は月12万〜13万円程度です。
一人暮らしと比べると、毎月数万円単位で支出が減るケースも少なくありません。

 

この差は、長い目で見るとかなり大きな金額になります。
貯金を増やしたり、将来の生活資金を整えたりする上では、実家暮らしがプラスに働くこともあります。

 

また、家族と一緒に暮らしていることで安心感があるという人もいます。
特に親が高齢になってくると、同じ家に住んでいることでお互いに助け合える場面も出てくるでしょう。

 

このように、実家暮らしは単に「楽をしている」というよりも、生活の安定につながる面もあります。

 

実家暮らしのデメリット

 

一方で、実家暮らしにはデメリットもあります。

 

まず、一人暮らしに比べると生活の自由度が下がることがあります。
家族と同じ家に住んでいる以上、生活リズムや家のルールなどにある程度合わせる必要があります。

 

また、長く実家暮らしを続けていると、将来の住まいについて考えるタイミングが遅れてしまうこともあります。
親が元気なうちは問題がなくても、将来的には住まいの問題が現実的なテーマになる可能性があります。

 

住まいの選択については、40代独身女性の住まいは賃貸と持ち家どちらが安心?老後視点で考えるでも書いていますが、40代のうちにある程度方向性を考えておくことは大切です。

 

実家暮らしはメリットも多いですが、長い人生の中では住まいや生活の形が変わる可能性もあります。
そのため、実家に住んでいる間に将来の生活を少しずつ整えていくことが大切なのかもしれません。

 

大事なのは「世間体」ではなく人生設計

 

実家暮らしについて考えるとき、どうしても気になるのが「世間の目」かもしれません。
40代で実家に住んでいると、「自立していないのではないか」「甘えているのではないか」と思われるのではないか、と感じる人もいるでしょう。

 

しかし、本当に大切なのは世間体ではなく、自分の人生をどう整えていくかです。

 

人それぞれ仕事の状況も違えば、収入や家族の事情も違います。
一人暮らしをしている人もいれば、実家で暮らしている人もいます。
どちらが正しいという単純な話ではありません。

 

40代になると、生活費や老後資金など、将来のお金についても現実的に考えるようになります。
その中で、住まいの選択を見直す人もいますし、働き方を変える人もいます。

 

たとえば、40代から自力で収入の柱を増やす設計|老後不安を減らす考え方でも書いていますが、これからの時代は収入源が1つだけだと不安を感じる人も少なくありません。

会社の収入だけに頼るのではなく、少しずつ収入の柱を増やしていくという考え方も広がっています。

実家暮らしをしているかどうかよりも、これからの生活をどう設計していくかの方が、実はずっと重要です。

 

世間体に合わせて無理をするよりも、自分の状況に合った暮らし方を選びながら、少しずつ人生を整えていく。
そう考えると、実家暮らしも人生の一つの選択と言えるのではないでしょうか。

 

生活費だけではなく「収入」も整えておきたい

 

実家暮らしをしていると、生活費の負担が軽くなるというメリットがあります。
家賃がかからない分、毎月の支出が抑えられ、その分だけ貯金に回しやすくなるからです。

 

実際、40代の一人暮らしと実家暮らしでは、毎月の生活費に数万円単位の差が出ることもあります。
この差は、長い目で見ると決して小さなものではありません。

 

ただし、生活費が下がることと、将来の不安がなくなることは別の話です。
実家暮らしであっても、収入が1つだけの場合は、仕事の状況によって生活が大きく変わる可能性があります。

 

そのため、最近は本業とは別に、少しずつ副収入を作る人も増えています。
大きな金額でなくても、毎月少しずつ収入が増えることで、将来の安心感は大きく変わります。

 

副収入と聞くと難しく感じるかもしれませんが、最初から大きく稼ぐ必要はありません。
まずは小さな金額から始めることもできます。

 

実際に、副収入で月3万円は可能?40代女性が現実的に達成する方法でも紹介していますが、月3万円程度の副収入でも、生活の余裕は大きく変わります。

 

また、40代女性に向いている副収入については、40代女性に向いている副収入7選【現実的】でもまとめています。
自分の生活スタイルに合った方法を見つけることで、無理のない形で収入の柱を増やしていくこともできます。

 

実家暮らしか一人暮らしかという問題だけでなく、生活費と収入のバランスを整えていくこと。
それが、これからの暮らしを安定させる一つの考え方かもしれません。

 

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