
一人暮らしから実家に戻るという選択は、簡単に決められるものではありません。
特に40代になると、「今さら戻っていいのか」「周りからどう思われるのか」と考えてしまうこともあると思います。
私自身も、一人暮らしをしていた時期から実家に戻るまで、いくつかの現実と向き合うことになりました。
この記事では、「なぜ戻ったのか」ではなく、どのような流れで実家に戻ることになったのか、その過程と実際の現実を等身大で書いていきます。
Contents
一人暮らしから実家に戻るまでの流れ
数年前まで、ある会社で長期にわたって派遣社員として働いていました。
派遣法の改正により、現在は同一の職場で働ける期間は原則3年とされていますが、実際には延長制度があり、企業側が必要と判断した場合には、さらに5年間の延長が可能な仕組みがあります。
ありがたいことに、私もその延長の対象となり、結果的に長く働かせていただくことができました。
ただし、それ以上の延長は制度上できないため、最終的には契約満了という形でその会社を離れることになりました。
当時は、「しばらく休もう」と考えており、まずは失業保険を受け取りながら、無理のないペースで次の仕事を探すことにしました。
焦って仕事を決めるのではなく、一度立ち止まる時間も必要だと感じていたからです。
しかし、実際に仕事探しを始めてみると、思うような条件の仕事はなかなか見つかりませんでした。
年齢や条件の問題もあり、「これなら続けられる」と思える仕事に出会うのは簡単ではないと感じました。
その一方で、現実として毎月の家賃は変わらずかかり続けます。
このまま収入がない状態が続けば、いずれ生活が立ち行かなくなるという不安もありました。
そこで一度、実家に相談してみることにしました。
「部屋は空いているし、戻ってきてもいいよ」と言ってもらえたことで、無理に一人暮らしを続けるのではなく、実家に戻るという選択も現実的だと考えるようになりました。
ちょうどその頃、今後医療費がかかる予定もあったため、生活費を抑えて少しでも貯金をしておきたいという思いもありました。
こうした複数の事情が重なり、最終的に実家に戻ることを決めました。
実家に戻るときに感じた不安と現実
どうやって戻るのか
一人暮らしから実家に戻るというと、何か心理的ハードルが高いと感じるかもしれません。
ですが、実際にはとてもシンプルでした。
私の場合は、親に「戻ってもいいか」と聞いただけです。
すると、「部屋はあるんだから戻ってきてもいいよ」と言われ、それで話は終わりました。
もちろん家庭によって事情は違うと思いますが、少なくとも私の場合は、特別な交渉や説得が必要だったわけではありません。
一人で抱え込まずに、一度相談してみるというだけで状況が動くこともあると感じました。
気まずくないのか
実家に戻ることに対して、「気まずいのではないか」と感じる方も多いと思います。
特に40代になると、「いい年をして実家に戻るのはどうなのか」と、世間体を気にしてしまうこともあるかもしれません。
ですが、私自身は特に気まずさは感じませんでした。
理由はシンプルで、親が「戻ってきてもいい」と言ってくれているからです。
その状況で、無理に一人暮らしを続ける必要はないと考えました。
むしろ、収入の目処が立たないまま家賃を払い続けて、生活が苦しくなる方が気まずさを感じるし、現実的には大きなリスクだと感じました。
世間体よりも、今の自分の生活をどう守るか。
その視点で考えると、実家に戻ることは特別なことではなく、あくまで一つの選択肢に過ぎないと思います。
失敗ではないのか
一人暮らしから実家に戻ることを、「失敗」と捉える人もいるかもしれません。
私自身も、「これは後退なのではないか」と考えたことが全くなかったわけではありません。
ただ、冷静に考えてみると、「何をもって失敗なのか」は人それぞれです。
収入が不安定な状態で無理に一人暮らしを続けることと、
一度立ち止まって生活を整えること。
どちらが現実的で、将来にとって良い選択なのかを考えたとき、私は後者を選びました。
実家に戻ることは「逃げ」ではなく、状況を立て直すための選択です。
そう考えると、「失敗」という言葉には当てはまらないと感じています。
実際に戻ってどうだったか
実家に戻ったあとの生活は、特別に大きく変わったというよりも、以前の生活に戻ったという感覚に近いものでした。
生活費については、一定額を家に入れています。
一人暮らしのときと比べると負担は軽くなり、その分、生活に余裕が生まれました。
また、食事については母が用意してくれることが多く、日々の負担が減ったと感じています。
精神的にも、「家賃を払い続けなければならない」というプレッシャーがなくなったことで、落ち着いて今後のことを考えられるようになりました。
特別に何かが劇的に良くなったわけではありませんが、少なくとも生活が不安定になるリスクは大きく減ったと感じています。
一人暮らしにこだわらなかった理由
一人暮らしを続けること自体に、強いこだわりがあったわけではありません。
もちろん、それまで一人で生活していた期間もあり、自分のペースで暮らせる気楽さは感じていました。
ただ、それ以上に「生活を維持できるかどうか」の方が重要だと考えていました。
収入が不安定な状態で、毎月の家賃を払い続ける。
この状況を冷静に見たとき、無理をして一人暮らしを続ける必要はないと感じました。
また、実家に戻ることで生活費を抑えられるのであれば、その分をこれからのために使うこともできます。
貯金をすることもできますし、次の働き方を考える時間にも使えます。
一人暮らしを続けることよりも、今の状況に合った暮らしを選ぶこと。
それが結果的に、これからの生活を安定させることにつながると考えました。
なお、「なぜ実家に戻るという選択をしたのか」については、
・40代で実家に戻った理由|一人暮らしから実家暮らしへ
で詳しく書いていますので、あわせて読んでいただければと思います。
実家に戻るという選択が意味するもの
実家に戻るという選択は、単に「住む場所を変える」ということではありません。
生活全体を見直すきっかけにもなります。
例えば、一人暮らしのときには当たり前のように支払っていた家賃も、
改めて考えると生活費の中で大きな割合を占めています。
生活費の全体像については、
・40代独身女性の生活費はいくら必要?地方と東京の月額モデルで具体的に検証
で具体的に整理していますが、
固定費を見直すだけでも、将来への安心感は大きく変わってきます。
また、生活に余裕が生まれることで、「これからどう働くか」を考える時間も確保できます。
収入を増やす方法については、
・40代女性に向いている副収入7選【現実的】
で全体像を整理していますが、
いきなり大きく稼ぐことを目指すのではなく、
まずは現実的なラインとして、
・副収入で月3万円は可能?40代女性が現実的に達成する方法
のような小さな積み重ねから始めることも一つの方法です。
実家に戻るという選択は、「後退」ではなく、
生活を立て直し、これからの選択肢を広げるための一つの手段です。
無理を続けるのではなく、そのときの状況に合った形に整えていく。
それが、長く安定して暮らしていくためには大切なことだと感じています。
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